公認心理師・水澤靖子 / みらいの樹 series part3
「うちの子、自分の気持ちをうまく言葉にできないんです」「順序立てて話すのが苦手で、すぐに感情的になってしまう」——この悩みの本質は、言語力の問題です。言語力はすなわち思考力そのもの。36年間の現場経験から確信した真実をお伝えします。
「言葉にできない」子どもが癇癪を起こす理由
頭の中で複雑に絡み合っている感情や疑問を整理し、自分なりの答えを導き出すとき、わたしたちは必ず「言葉」を道具として使います。
逆に言えば、自分の内側にあるモヤモヤを言葉として紡げないということは、頭の中で「思考という作業」がスムーズに動かせていない状態です。
言語力≒思考力——わたしが36年間の現場で確信したこと
💡水澤が大切にしていること
「言語力は、すなわち思考力そのもの」
言語力が育つことは
「自分の人生を自分の意志と考えで
選び取っていく力」が育つこと
言語力とは、単に語彙を増やしたり、読み書きが上手になることではありません。自分の内側にある抽象的な「感覚」を具体的な「言葉」に変換し、整理する力です。
言語力を育てるトレーニングの3つの柱
水澤が行うサポートでは、一人ひとりのお子さまの特性や現状に合わせ、以下の3つを柱にトレーニングを進めます。
①多層指導モデルMIM(読みの流暢性を高めるトレーニング)
特殊音節の理解をベースに読むことの土台を段階的に整え、文字をスムーズに読む力を育てます。
②音読(基本、教科書単元)→ 読書へ
教科書の音読から始め、徐々に読書へとつなげていきます。もともとの興味関心を読書の世界へ繋げて、読むことの楽しさを体験させます。
③SST(ソーシャルスキルトレーニング)
状況把握・危険予知・自己認知・気持ちの言語化を通じて、自分の感情や状況を言葉で表現する力を育てます。
言語力が育つと、何が変わるのか
言語力が育つと、不思議なことが起きます。あんなに拒絶していた学校の授業も「どうすれば身に付くか」「どうすれば理解できるか」という課題に変わります。友だちとのトラブルも「どう状況や相手を理解するか」「どう折り合いをつけるか」という思考の対象に変わるのです。
加えて、社会面のコグトレ(認知ソーシャルトレーニング)を用いて、状況を把握する力、危険を予知する力など、イメージする力を強化し、自らの行動を適切に選び取る力も育みます。
「みらいの樹」シリーズ——記事一覧
このシリーズでは、お子さまの成長を「みらいの樹」にたとえ、身体・認知能力・言語力・非認知能力・愛着という順番で、一つひとつ丁寧に解説しています。
- part1「登校しぶりの本当の正体・3つのポイント」
- part2「愛着が子どもの根っこを作る・基本的自尊感情」
- part3「言語力は思考力——言葉にできないお子さまが癇癪を起こす理由」(本記事)
- part4「非認知能力が芯となり、認知能力という年輪を育てる」
- part5「じっと座れない・手先が不器用・すぐ諦めるの本当の理由」
お子さまの中に眠る「言葉の種」を、一緒に育てませんか
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