いよいよ新学期がスタートしました。
新たなスタートである新学期に
希望と期待を膨らませている人もいれば
何とも言えない不安や緊張を
抱えている人もいることでしょう。
その中には学校へ行きたくても行けない
または学校が怖くて行けない
なんとか登校はできているけれども
明日の学校が不安で不適応状態が表れている
そんなお子さんたち
そうしたお子さんたちを必死で支える
お父さま、お母さま
こうした方々も恐らく
数多くいらっしゃることと思います。
新たなスタートや環境に
緊張や不安を覚える。
これは、子どもであっても
大人であっても同じこと。
学校を支える先生たちだって同じです。
わたしは先生をサポートする
相談窓口を開設しています。
ここから先生のご相談も入ります。
わたしのこのnoteがきっかけで
ある先生からご相談をいただきました。
わたしが不登校に
なりそうです😖
講師から教員生活をスタートし
何度も何度も採用試験を受けられて
やっと本採用になったのに
教師を辞めたくなっている
というご相談でした。
わたしもこの先生と同様に講師経験があり
なかなか採用にならず
3度教員採用試験を受けています。
その先生のお話を聴きながら
あることを思い出しました。
晴れて正規教員になって3、4年目くらいの
ころだったと記憶しています。
わたしも強烈に学校を辞めたい
自分は教師に向いていないのではないかと
転職について調べた時期がありました。
変化が目まぐるしく、教科指導だけでない
校務にかかわる複雑なタスクや
保護者の方々への難しい対応も求められる
そんな高い緊張を強いられる日々に
精神的、肉体的に耐えられなくなり
どこかに逃げ道はないかと
悩みながら必死でもがいていました。
結婚直後に一度流産し、その当時は
世襲制の家業を営む義父からの
「子どもはまだか!!」
といったプレッシャーにも
必死に耐えていた時期でもありましたので
余計に精神的に
追い詰められていたのだと思います。
水澤先生はどうして
教師を続けることが
できたのですか??
その方の問いかけに
どう答えたのか…。
わたしはどうして
教師を辞めなかったのか…。
その一番の理由は
子どもたちの姿です。
子どもたちとつくる授業
日々のキラキラした眼差し
子どもたちが成長していく姿
もちろん
辛いことや心折れるようなことも
たくさんありましたが
子どもたちからたくさんのことを
教えられ、学び
わたし自身成長することができた。
だからこそ今のわたしがあります。
ご相談くださった先生から
いだたいた投げかけに
このようにお答えしました。
この言葉が「辛い」さなかの先生に
どのように響いたかは分かりません。
わたしの返答にますます
辛くなってしまったかもしれません。
しかし、
教師を辞めると決めるのも
辞めないと決意するのも
あくまでもご自身であり
答えはご自身の中にあります。
相談の中でこの先生の良さや強みを
たくさん感じることができました。
そこを具体的にお示しし
十分、教師としてのすばらしい資質を
おもちだと率直にお伝えしました。
ご自身の強みや良さにもっと
自信をもたれていいのですよ。
人と比べる必要はないのですよ。と…。
いずれにしても
ご自身がご納得いく結論を出されることが
最も大事なことだと感じます。
夜遅くから始まったこの日の相談は
最終的には
「たくさん吐き出せました!」という
明るい言葉で終了することはできました。
しかし、この先生の奮闘は
今日も、今このときも
続いていることと思います。
心から応援し、エールを送る毎日です。
わたしも再び
学校での勤務を再開しましたが
一度外に出たからこそ
さらに明確に感じる学校の問題点の数々。
今後も問題点にフォーカスしつつ
子どもたちとの貴重な日々を
大事に、大事に、味わいたいと思います。
学校での「生」の話はまた後ほど
新たな記事でお伝えしていきますね。
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